「風枕」という音響彫刻

  

  

「フウチン」とは?

  

2010~2022年に制作された音響彫刻。

  

木製の枕のなかに大小のうつろがあり、風が吹き込むことで旋律を奏でる。

楽器上の分類、フィールド

  

発音原理はパンフルートなどと同じだが、風枕は吹き口に対して内部空洞が広いため地表の風で音を奏でる。
  
使用できる環境は、砂浜や丘の上、砂漠など。

内部構造、音響

  

風枕の内部は大小6個に仕切られ、同じ大きさの空洞が右側と左側で一対になるように配置。中央から順に低音、高音、中音と並ぶ。
  
風の角度と強弱により「差音」や「音像のゆらぎ」などの音響体験をもたらす。

  

自分の頭と、風枕の吹き口を風上に向けて寝そべる。